駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2020年5月28日木曜日
ゲーテのように小さな詩を
みんな
ゲーテのように小さな詩を
書くのを
忘れてしまっている
心に浮かぶこと
感官が受け止めた
小さな
小さなこと
それらを切りとって
手をかけすぎず
じぶんだけの玉にさっと仕立てて
その場で賞味してしまうのを
忘れてしまっている
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