ものを書いているとだんだん煮詰まってきて
書くものが出がらしのように苦くなってきたりするが
書かないでいるとよけいに煮詰まった濃厚な苦汁になってしまう
だからひとたび街に出ると汚泥のような苦汁人ばかり
ああはなりたくないとものを書いて煮詰まるほうを選びつづけたい
と
これだけで
満足するわけがないじゃないか
ハルレークァは
だから
わたくしに呼び出されてしまって
入りかけだった薔薇の花びらたっぷり温泉を後に残して
ながながと高速をロジャーに走らせて
わたくしのバスビアの館にやってきてくれた
(この後おそらくわたくしはさっき書いた五行を
( ハルレークァではなくてバスビアのほうに渡して出来を聞いてみる
(バスビアがもし首肯せずに目を山の頂のひとつに向ければ
(決めるね
(これはもう、ただちに壇ノ浦旅行だって
(平家とはなんの関係もない
(政府の旅行費補助をフルに使っての壇ノ浦だ!
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