東京吉兆の
湯木俊治の話を
湯船に浸かりながら
読んでいた
「あんた、お椀とお刺身までは日本酒を飲まなあかん」
創業者である
祖父の湯木貞一から
若い頃
叱られたという
食事の最初に
若者は
ビールやウィスキーを
飲もうとしていた
安易に
はじめにビールを飲むような
悪い習慣が
世間で
当たり前のようになってしまっていると
思っていたので
そりゃ、そうだろ
と納得しながら
読んだ
はじめにビールを飲むことで
その店の料理を
あらかじめ
批判しておく
という
やりかたも
あるというわけか
考えようによっては
怖い話である
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