2020年10月13日火曜日

形式だの構造だのをいよいよ放擲するのこそ


あらゆる反復は、反精神的である。

   オスカー・ワイルド『獄中記』

 

 


もし詩人だったら

詩を書いたことなど一度も

ない

わたしは思う

 

形式も積極的にめちゃくちゃで

構造なんて探してもまったく無駄な

どうしてまぁ

こんなわけのわからないぐちゃぐちゃな言葉集めを

してしまったりしたのか

 

そんなものを

こそ

書いてみるだろうに

 

詩人でなどないので

詩が詩であるところのものを掴んだこともないので

わたしには

関わりのないことだけれど

形式だの

構造だのを

いよいよ放擲するの

こそ

大事な時期

なのではないかと

感じて

しまったりする

ものだから





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