気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
滝壺から
水しぶきは飛んで
岩の上を走る
ほとりでは
もう蕨の芽も
萌え出た
春になったんだ
もう
春なんだ
志貴皇子
石走る垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも
『万葉集』巻第八 春雑歌一四一八
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