2021年3月22日月曜日

とはいえ木の事典と草の事典と二冊を持って

  


事典さえ携えていけば

どんな木の名もわかるかというと

これが

なかなか

 

わかりやすい木も

いくらもあるけれど

わかりづらい木も

いくらもあって

葉で見ればこれのはずだが

幹の膚や

枝ぶりから見ると

どうも

これとは言いがたい

といった木が

けっこうあって

せっかく事典を持っていったのに

結論が出ないことも

ずいぶんある

 

事典がまた

一冊一冊

記述や写真に

けっこう一長一短があって

どれを持って行くかで

判断が左右される

木の茂りかたが出ているものには

葉のかたちが十分は出ておらず

写真が出ているからといって

識別しやすいわけでもない

植物事典はけっこう持っているが

ぜんぶ持って出かけるわけにもいかないし

分厚い重いのを持って行くわけにもいかないしで

林や森では

いつも

もやもやしてしまう

 

とはいえ

木の事典と草の事典と

二冊を持って

ついでに

重くない双眼鏡まで持って

取り出しやすいように

それらだけ小さな手提げバッグに入れて

出かけるのは

やっぱり楽しい





0 件のコメント:

コメントを投稿