女たちには
好きなのを選んで
と
レストランで
言う
なにを選ぶかで
女はわかる
食べ物の好みなど
もちろん
ひとそれぞれで
なにを選んでもいいのだが
複数えらぶとなると
そこには必ず
これまでの人生が出る
値が張る
といっても
たかが数百円や
千円
二千円程度の差しかないのに
せっかくの宴で
どうしても
料理の注文の際
飛躍できない女がいる
もちろん
高ければいい
というものではないが
せっかく
わたしと食べるのに
あえて酢豚か
油林鶏か
五目炒めか
と
そこらの
安い中華屋で選ぶような
注文ぶりを見ると
なんだか
しおしおと
してきて
しまう
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