気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
空気の音が
いつも
聞こえている
ひょっとして
耳のなかを流れる血の音かもしれないが
それもひっくるめて
空気の音
ということに
している
しずかなところでは
よく
聞こえるが
けっこううるさいところでも
聞こえる
わたしにとっては
これが
真理
みたいに感じられていて
これさえ
聞こえていれば
こころ
おだやかで
いられる
他人の声など
いらない
意味や
理屈や
感情を乗せようとした
声など
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