気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
青葉木菟でもあろうか
鳴かないが
夜の樹の
あのあたり
うすみどりに
色放って光るのでなく
むしろ
色吸って暗む
気配
此処は深山
ふいの深山
ついそこまでは街なのに
数歩
林に歩み行ったら
深山
まだ
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