気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
むかし
哲学科の講義で
アイザア・バーリンだのスピノザだのを教えた帰り
茄子
大好きだという
学生と
(それ以外のたくさんの学生とも)
飲んだら
その学生の弟は身障者で
父も収入が多いわけではないから
ぼくがそのうち
養っていかないといけない
と言っていたが
けっこう貧弱な体の男の子なので
先を思いやりながら
すこし
つらい気がした
うまいよね
いいね
などと
まわりの学生たちも
口ぐちに
言った
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