2021年11月3日水曜日

Ignoration elenchi


 

ソフィストの重要な手法を思い出しておこう

 

「まず、自分が対象につけた名を、私たちがよく考えないまま額面通り受け取るように仕向ける。そうして、その名と一緒に、その対象について彼が私たちに受け入れさせたいと願う特性をも、知らぬ間に“通過させるのである」

 

指摘は旧ロシアの論理学者C・ボバルニンによる

 

しかたなしに汚辱の社会で生きる際には必須の認識なのだが

こういう必須の認識を身につけていない知的下層者があまりに増えすぎると

社会は極端に歪むようになって

医学や科学を悪用した詐欺師の連合に蝕まれるようになる

 

Ignoration elenchi(論点のすり替え)について

冷静な厳しい批判力育成を行うのが

欺瞞と詐欺と偽善を特性とする汚辱の社会にあっては

近未来において少しでも

社会から欺瞞と詐欺と偽善を削ぎ落とし

汚辱の度合いを薄めていくのが期待される青少年に対する教育の

最大の課題であるはずだが

おそらく意図的に

この教育はなおざりにされ続けている

 

なにをかいわんや

である

 

こんな此界では

もちろん

なにをもいわんよ

である






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