気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
カップのへりに
コーヒーの
水滴・・・ではないから
コーヒー滴?
あんなに緑の色の濃かった
常緑樹の並木も
暮れたら真っ暗になるこのあたりでは
闇の黒そのものになっている
そこになにか
あるのかないのか
わからないほど
また
ぼくは変身しようと思う
小さな紙切れに
行き先
ではないけれど
アクセス先
とでも言うのかな、今ふうの
言い方なら
それを
残しておく
この
誰も客のいない
カフェを後にして
ほんとうに
誰もいないカフェ
六時間は居続けたというのに
誰も来なかった
カフェ
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