気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
なにも書かれていない紙を広げたり
白紙状態のWordを広げたりする時の気持ちを
たぶん
何度もくり返したくて
セント・ベルゼブブの海にも行かず
一年中若い緑のやわらかな草の絶えない
あの草原にも行かずに
自室でもなければ
書斎でもない
居間でもない
オフィスでもない
狭い通信室に籠もって
こんなふうに
数行
書いてみている
わたし
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