気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
あたまの角をつかんで
首に足をからませながら
キリンにつかまっていることが
多かったけれど
きょう
ふと思いついて
角をにぎったまま
逆立ちすることにしてみた
すると
ようやくわかってくれた?
という感じで
キリンはニッコリした
もちろん今までなら
キリンのあたまの上では
こんな逆立ちは
できなかったかもしれない
いつのまにか
平衡感覚も備わり
筋肉も十分ととのって
できるようになっていたのだ
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