「悪に強きは善にもと……」
河竹黙阿弥 『天衣紛上野初花』
日本には
オウム真理教事件というものがあったので
ああ
ウクライナって
上九一色村なんだな
って
すぐにわかる
人類の代表として
そこに強制捜査に入ってくれた
男気のある人たちがいた
と
いうこと
こう認識できるのって
経験は力なり
って
ことかもね
もちろん
オウムのうしろには
強大な
ほんとうに悪いやつらがいて
オウムという仮面をかぶっていただけなんだけど
そこまでは
捜査の手は及ばなかった
というか
及ばせれば
世界秩序が根底から吹っ飛んだはず
今回の
世界規模の
上九一色村強制捜査をしてる男組は
うしろに控えている巨悪を
ぜんぶ把握してる
そこがすごいところ
ネガティヴ情報を
雨あられと世界中に振りまかれても
びくともしないで
作戦を進めていっているのは
うしろにいる巨悪の
首根っこを押さえているから
この男気のある連中
本気度と
政治的軍事的知性のレベルが
まるでちがう
うしろに控えている巨悪も
いつもみなが
一致団結しているわけでなく
どこまでも暴力団だから
おたがいにつねに
儲けのぶん捕り争いや
トップ争いを続けている
べったりとそこに貼りついて
亀裂や変化にすり入れば
つかのまのどんな集団や派も
分解できるし
可変していける
男気のある連中も
しっかりと
巨悪となれ合い続けてきているから
はじめてできたような
たくみなワザ
ほんとうの問題は
つねに
じぶんの側の悪を
どの程度に留めておくか
ということ
悪でなければ
この世では
ほかの悪の浄化もできないが
じぶんが最強の悪であることに
安住してしまっては
元も子もない
しかし
悪ではあり続けないといけない
悪でなければ
救済もできない
0 件のコメント:
コメントを投稿