人生を失敗する理由は、時間の浪費をやめられないからである。
時間の浪費の最たるものはエゴへの投資だ。
人はエゴのせいで、自分の過ちを認めようとしない。
しかも、
事実と向きあうことを拒否する。
自分のエゴにふりまわされるのではなく、
自分が完璧ではないと受け入れよう。
(・・・)ただ、自分が愚かな選択をしたと認めればいい。
そして、次の機会にはべつのやりかたをすればいい。
いったんまちがいを認めたら、もういいわけや正当化は必要ない。
人生の再スタートを切ろう。新しい決断を下し、
(・・・)時間は人生そのものであり、
ブライアン・トレーシー
(人材養成ビジネス会社、ブライアン・トレーシー・
通俗心理学ブログへの
誘い込み記事など
よくネット上で流れてくる
たいていは
そうも言えるが
そうでないとも言えるという程度の
波風立たせないゴマカシ文で
まったく役に立たないが
それでも世間の人々をブログまで引っぱろうとの
奸計をめぐらした甘言で書かれているのが
おもしろいとも
もどかしいとも
あほらしいとも
まだるっこしいとも
信頼できる人の見分け方
などというネタを扱っているのがあったので
ほほう・・・
とちょっと見てみたら
やはりあいかわらず
なにが言いたいんだか
言いたくないんだか
よくわからない微妙な言い方で書いてあったが
ちょっと踏み込んだナ
と思えたのは
そもそも信頼できる人は
あなたにまっとうな関心を持ってくれる人だけに限られる
とあって
そういう人は
あなたについての大小のことを知ろうとしてくれる
云々とあったので
ああ
やっぱりダメなほうに転んじゃったナ
と読むのをやめた
関心を持ってくれる
というのには
いろいろなケースがあるが
まずは利益のために利用しようとしてこちらの情報を求めているケ
次にはその人物の心理的補完のためにこちらを利用しようというケ
が主で
友情を感じている場合や
愛情を感じている場合も
第二のケースの代表例と言える
親が子を愛する
などとよく言われるが
それも第二のケースで
親は自己の存在確認のために子を作って
自己確認のために育ててみているに過ぎない
恋愛からあらゆるかたちの共同生活形態はみなこの一種に過ぎない
関心を持ってくれる
などという文が頭に浮かんできた場合には
関心に該当するフランス語を思い出すといい
アンテレ(intérêt)というのだが
この単語では
ザッと辞書を引けばわかるが
① 関心、興味、好奇心
② おもしろさ、興味
③ 行為、同情
④ 利益、利点
⑤ 利子、利息、収益
⑥ 利害関係、利権、投資した金
⑦ 私利私欲、欲得づく
・・・などと訳語が並んでいく
人は利益の得られるところにしか関心も興味も持たず
それはつねに私利私欲の
利害関係のみの
欲得づくの行為でしかなく
すこしでも利子や利息という収益を求めての動きでしかない
フランス語につき合い続ける人たちは
だれもが
当たり前のようにこんな認識を持つに到るわけだが
どうしてなかなか
語学も処世術に通じないでもない
という例ではある
べつに
わたしに興味を持ったところで
一円も
儲かるわけではないのだから
利益を求めてわたしに近づいてきたわけではないはずだが・・・
と考える人は
やはり甘チャンで
金銭よりも
目に見えない心理的な補完用途に利用されていることのほうが
じつは
はるかにおぞましいものでもある
木石のような
味も素っ気もないような
事務的いっぽうの応対をする人のほうが
よほど
純粋で清潔な対応をしているものかもしれない
親切ささえ
心理的な幻影に浸るための
瞬間的な媚薬醸成行為でしかないのだから
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