気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
ひらがなが攻撃してきたので
くすぐりかえしたら
溝口くんがはなむぐりになってしまった
古い草履を
正岡山の三合目の
ドラム缶の
ゴミ焼却場に捨てに行った帰り
戻らぬひとになってしまった
雪村くんのことを話しているのではないから
不吉なわけではないのです
その後
ひらがなにはお灸をすえておきました
はなむぐりには
ぽつんと
ペンキでちっちゃな星を
描いたりします
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