餅がきらい
なので
ほとんど食べない
正月には
雑煮を食べるのが
習俗に従順なひとびとの常だろうが
20代はじめで
そうした日本習俗を脱けたので
まったく食べない
雑煮に餅を入れて食べる
という
あのやりかたも
青年時代まで
東京ふうの雑煮は
さっぱりしたしょうゆ味で
あれはあれで
うまかった
とは
思うが
餅は
胃酸ではほとんど消化しないので
口の中でよく噛んで
唾液で溶かしてから飲み込まないと
場合によっては
溶けずに胃の中に
残り続けたりするらしい
胃内の温度では
餅は溶けないのだという
そうすると
ひどい時には
胃潰瘍や
胃穿孔が引き起こされる
ちゃんとした
医療関係のネットに出ているくらいなので
注意したほうがいい*
正月に
餅を食べないで済んで
あゝよかった
などと思っていると
後から
餅を届けられたりすることがある
そうすると
黴びないように
とりあえず
冷凍庫に入れておく
保存食になるのは
事実だから
少しずつ
どうにかして食べないと
いつまでも残り続け
2年間そのまま
3年前のものもある
という仕儀に立ち至る
凍った餅を
オーブンで焼くと
けっこうすぐ
プーッと膨らんで
簡単に焼け
それほど手間はかからないし
バターを塗ってみたり
味噌汁に入れてみたりすると
じゅうぶん簡易スナックになるのだが
それでも
冷凍庫内の
この餅のかたまりが
なければなあ
と
罰当たりなことを
よく
思ってしまう
餅にするより
サッと
白米を炊くほうが好きなので
どうして
こう
よけいな手間をかけて
餅なんかにしてしまうんだろう
と
そこはどうしても
譲れない
*CareNet(2022/12/29)「
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