気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
文字を記してみる
というのは
とても不自由なもので
考えのようなものや
感じているなにかのようなもの
気になっていることなどを
どこかに
臭わせたりしてしまう
いやだな
と
思う
そういうのでない
文字の
並べかたを
したい
そんなふうに思いながら
石であれ
ビルの壁であれ
舗石であれ
あるいは
他人の衣服の乱れや
靴の摩り減りや
カフェの床に落ちている
クロワッサンの皮の
けっこう美味しそうな端っこなど
目にすると
いいな
と思ったりする
ホッとする
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