気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
夜もなお暑いものの
暑い大気のすきまを縫って
ときどき
涼しい風が流れていくようになって
その風の
細さ
太さが気になって
遠い虫の声
近くの声
走り去る車の音ばかりか
暗い夜空を流れやまぬ
そこ此処の雲たちも
じつは精妙に和して音楽となって
無時であった
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