日本の指揮者なら
いま
沼尻竜典
まず
間違いはない
つねに
高いレベルの演奏で
相当の満足度を与えてくれる
桐朋学園大学卒業後
ベルリン芸術大学に留学
指揮は
小澤征爾
秋山和慶
尾高忠明
ハンス=マルティン・ラーベンシュタイン
に師事し
作曲を
三善晃
ピアノを
徳丸聡子
藤井一興
に師事
ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝してから
国内外で活躍が続いている
現在
桐朋音大教授でもある
ブラームスの第4番など
この人がN響を指揮すると音に膨らみが出て
ヨーロッパの伝統ある交響楽団のように
なる
個人的にN響の音が大嫌いだったが
最近はN響も代替わりしてきて
指揮者によっては
ふくよかな
いい音を出すようになったのか
https://youtu.be/mqzfguciQnE?
シベリウスの「フィンランディア」などは
凄まじい名演
シベリウスに慣れていない人
けっこう多いが
この演奏から入ると
シベリウス好きになれるかも
https://youtu.be/3UlrpjKlQPo?
ブラームスの第1番では
沼尻が指揮すると
神奈川フィルハーモニー管弦楽団も
見事な音を出している
音だけ聴いていると
ハイティンクやアバドやバーンスタインの名演ほどには
聴こえる
今後
もっとクセのある
カラヤンやフルトベングラーの音まで出す機会も出てくれば
沼尻竜典は
大指揮者として残るはず
https://youtu.be/0d_lvKmNFxk?
ただ
この人の外見は
これといった特徴のない中間管理職的オジサンなので
中高年になるほどに
もっと個性的な奇矯なふるまいや装いをしたほうがいい
(若い時はもっと長髪だったりして、よかったのに‥)
ふつうの会社勤めではなく
あくまでショービジネスなのだから
「外見で人間を判断しないのは
愚か者のすることである」
という
オスカー・ワイルドのアイロニーに満ちた警句を
忘れるべきではない
よく体を動かして指揮をしているが
表情がつまらないし
頭から背中
腕
さらには手のひらや指先への動きに
エロスがない
猫背というほどではないが
前に丸まってしまって
エネルギーの放出を演出できていない
指揮者は長時間にわたって
背後から見られる仕事なので
背後の姿に魅力がないのは
致命的
この人にいま必要なのは
厳しく指導するスタイリストだろう
もっとにこやかにしたり
顔をしかめたり
切羽詰まる瞬間を見せたりしながら
もうちょっと独自の華やドラマチックさを出せればなあ
というところが
本当に
いつも残念
そういう点では
「炎のコバケン」こと小林研一郎には
かなわないだろう
大指揮者でもあったマーラーは
162.6cmだったが
指揮台で飛び上がったり踊るようだったりし
表情豊かで
大きな存在に見えたという
少しでもそう見える工夫を
指揮者なら
したほうがいい
踊るようなカルロス・クライバーや
瞑想的でありつつ時に狂騒に没入するカラヤン
つねに飄々と世間を小馬鹿にしたように振るクナッパーツブッシュ
静かな威圧感がもの凄いクレンペラー
いつも和気藹々と楽しげなアバドやヤンソンスなどから
学んでほしい
せっかく
音楽は超一流なのだから
とにかく
見栄えでカラヤンやクライバーに勝て!
‥という厳しい要求を
日本の指揮者たちにはすべき時代に
入っている
ジャニーズ事務所の今後の出番は
ここにこそ
ある
世界レベルの能力のある各界のオジサンたちをイケメンにせよ!
ということだ
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