情報理論では
ノイズ
ということにも注目する
意味伝達をする信号をノイズは潰す
ノイズは信号のふりをするので
それが
ノイズだと
気づかれなかったりする
諜報機関では
これを
偽情報と呼ぶ
適切で十分な偽情報を流せば
信号が
現実と接触するのを
完全に潰せる
昨今では
フェイク
などという言い方が
巷では
けっこう
なされている
しかし
下らない気づき
配慮
驚き
などなど
ではないか!
とも
思ってしまう
個々の単語がそうであるように
言語体系は
そもそも
フィクションであり
フェイクの束でしかない
はじめから
フェイクの束を使って
真
を伝えようとするゲームを人間はしているのだから
ノイズだけを使って
はじめから
信号のやりとりをしているだけの
ことだというのに!
「私は真実を語ります」
とか
「私はウソを言いません」
とか
「私はあなたを愛しています」
とか
そんな硬直した信号式ばかり使おうとする愚者が
ノイズだの
偽情報だの
フェイクだの
騒ぎ立てるのでもある
まさか
ラクロの『危険な関係』も
読んでおらず
言葉や感情や思念を扱う野辺に
出てきてしまった
子羊ちゃん?
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