気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
なにも
かも
地球の旅の
思い出
ひとりの
岬の
暮れがたも
見晴るかすかぎりの
平原の
風のはしりも
街の冬の
夜の
時雨も
遠い国の
激戦の
うわさ話も
あなたの
顔も
ほほえみも
あの夏の数かぎりなきそしてまたたつた一つの表情をせよ
小野茂樹
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