気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
なんと多種多様のはかないものを
求め続けるのか!
ひとびとは!
求める主体の仮の「わたし」さえ
すぐにも
失われるというのに!
あまりに多くの
ひとびとの「わたし」の廃墟を巡ったので
かたちの壊れにわたしは哀しみ
集まったものの作り出すさびしさに
こころは暮れた
かたちのなさに
ものの集まらなさに
この地上で
まだ
わたしは
見出そうとしているか?
あかるみを
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