2024年3月7日木曜日

頬ざわり

 

 


春先の小川の水に

指やてのひらを浸したことのあるひとならば

その水のようだ

これから芽吹いていくみどりに

ひんやりとちからを与える

爽やかさそのものだ

と感じるだろう

 

梅の花のさかりが過ぎて

いよいよ桜たちの

開花をむかえる時節の

みずみずしい空気の

肌ざわり

頬ざわりを







0 件のコメント:

コメントを投稿