気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
春先の小川の水に
指やてのひらを浸したことのあるひとならば
その水のようだ
これから芽吹いていくみどりに
ひんやりとちからを与える
爽やかさそのものだ
と感じるだろう
梅の花のさかりが過ぎて
いよいよ桜たちの
開花をむかえる時節の
みずみずしい空気の
肌ざわり
頬ざわりを
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