2024年5月5日日曜日

ああ 翠黛の日本!

 

 

 

ああ

衰退の日本!

 

しかし

驕り高ぶるくだらない連中を

滅びよ!

と思いながら

見てきたわたしには

ほら見ろ!

としか思えない

 

何代にもわたって

流行り者は廃れ

老い

古いと言われるようになっていき

ダサい

とか

今さら

とか

かっこ悪い

とか

言われるようになるまでを

何サイクルか

見てきた

 

いまの新しいものも

数十年後には

同じことになるだろう

 

すべては古び

すべては滅びる

 

となれば

絶対の勝者は

新旧や存否の運動そのものか

それを外れているものにしか

ない

 

人間の業が

すべて

古び

滅びるなら

はじめからそこに

力など

注ぐべきではない

 

滅びよ

すべての人間

 

朽ちていけ

人間のあらゆる所業

 

地球を飲み込む

太陽の巨大矮星化が

いくら何十億年後だろうとも

もう

見えているではないか

 

こんな小星で

なにかを作るとか

夢を見るとか

希望を抱くとか

死を与えるために子どもを作るとか

(老後の世話をさせるための

血の通った奴隷として

生み育てるのなら

それはそれでご明察ではあるが…)

そんなくだらないことに

いつまで

おまえたちは打ち込んでいるのか

 

いまから

ほんの30年ばかり前まで

日本列島には人口が多すぎて

狭くてしょうがない

もっとゆうゆうと生きられるように

人口が減ればいいのに

などと

だれもかれもが言っていたが

そのとおりになり始めてみると

こんどは

人口減少を危ぶむ出す

愚かさ

 

思えば

あの頃からすでに

たっぷりと衰退していた

日本の思考!

 

たぶん

いつの時代にも

衰退しか

してこなかったのだろう

 

日本の人口など

たまたま

明治時代からの100年間で約3倍になっただけのことで

1873年(明治6年)の日本の人口ときたら

3340万人しかいなかった

その人数から

軍事国家としてのあの活力が生み出されたのだから

現代の日本は

もっともっと人口を減らすべきだろう

 

第二次大戦後なども7200万人で

その後ぐんぐんとネズミのように増えて

ばからしい空疎な活力を生み出すに至った

 

江戸時代の4000万人ほどになれば

どれほど日本列島は住みやすくなるだろうと

だれでも思うべきでは

ないのかね?

 

そう考えてみれば

衰退どころか

ようやっと

より本源のじぶんに戻っていく峠に

戻って来れそうな感じだと

言っておくべきだろう

 

ああ

翠黛の日本!

 

とでも

漢字を書き換えて

おこうか











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