気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
耳もなく
目もないのが
運命や
神に
共通しているところ
嘆いても
叫んでも
大声で願っても
顔を引き攣らせても
悲嘆を装っても
まったく届かない
彼らはしかし
静寂にはたじろぎ
惹かれ
うっかり特別な口を
開いてしまう
彼らのエネルギーを
対象に
注いでしまう
口を
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