気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
大学の近くの道で
すれ違う
大学生ふたり
「死ぬなら
オレは
ぽっくり逝くのが
いいな」
「オレは
持ちこたえるだけ
持ちこたえて
死ぬのがいいな」
まだ
頬っぺたのやわらかそうな
1年生か
2年生に見える
男子ふたり
大学からの帰りなので
ニコニコしながらの
のんびりした
問答である
はたち前後の
頑是ない
死生観問答である
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