気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
生の小さな入江で
盥のような粗末なボートに乗って
バランスを崩さないように
浸水もしないように
そうびくびくしているのでもないけれど
注意だけは
ずいぶんしながら
ほんのすこし
陸から離れては
また
すぐに戻ってくるような
水遊び
それでも
すぐに水の上へと
出て行く
だんだんと
外海に近いところへ
近づくように
しながら
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