気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
ことばが透明になっているのを
そのままにしておけ
見えるようにしようとせずに
なにかの輪郭を描かせようとして
鋭さを与えようとしたり
せずに
透明だと
こちらの顔も反射しないし
ものを表わすモザイクの用途も発揮されないが
そのようにありたい時が
ことばにもある
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