2025年6月25日水曜日

カエサルのものはカエサルに

 

 

 

主は知っておられる

知恵のある者たちの論議がむなしいことを

コリント人への手紙320

 

 

 

 

アメリカ・ファースト

と叫び続けている老人には

いいところもあるけれど

なんといっても

老いた世界観と

老いた人間観と

老いた処世訓と

老いた方法論と

老いた未来図をコンパスとする

老人

 

彼のまわりに付き従う

もっと若い者たちは

この老人をどう騙くらかそうか

いつ排除できるか

他の連中をどの時点でどう蹴落とそうか

そんなことしか

考えていないはずなのが

残念ながら

人類というもの

 

しかも

この老人

大富豪ときていて

まわりの参謀役たちも

現代の先端の業界で成り上がった

大富豪たち

 

つまり

国内政治も

国際政治も

大富豪たちの思いの揺れ動きで

なんでも決まったり

決まらなかったり

 

つまり

大富豪ではない人たちは

どこまで行っても

ファーストにはされないし

ファーストにはなりえない

っていうこと

 

しかも

大富豪たちが

アメリカ・ファーストを求めるなら

この狭くはない世界で

「多様性」などというスローガンなどないうちから

はじめから多様な人から成っている世界で

アメリカという属性を持たない人たちは

どこまで行っても

ファーストにはなれない

 

起こっていることは

なにか

 

起こり続けていくことは

なにか

 

弾薬

ミサイル

アイアンドーム

原爆に水爆

それらを開発させ

買い揃えて

ふんだんに配備できるだけ金のある

富豪たちどうしの縄張り争い

 

富豪でない者は

富豪の生活を支える執事や

掃除夫や

弾薬

ミサイル

アイアンドーム

原爆に水爆

開発したり

運んだり

または

それらの使われる下で

死体になる役を

未来永劫

演じ続けたり

 

「カエサルのものはカエサルに」*

と言った人が

ちょっと

思い出される

 

希望や

ひかりをもたらしたのではなく

人類に

徹底的に絶望せよ

と説いた人

 

「財産のある者が神の国に入るのは

なんと難しいことか

金持ちが神の国に入るよりも

らくだが針の穴を通るほうがまだ易しい」**

 

「神の国のために

家、妻、兄弟、両親、子供を捨てた者は

だれでも

この世ではその何倍もの報いを受け

後の世では永遠の命を受ける」**

 

 



 

*マタイによる福音書2221

**ルカによる福音書1824-30






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