世界で
自分の国で
社会で
ネットを含めた仮想界で
金融界で
さまざまな権力界で
一般人には容易には見えがたい軍事界で
はたして
本当にはなにが起きているのか?
それらについての情報に疎い人びとや
積極的に情報を収集しない人びとを馬鹿にするのは
ネット世界では
ほぼ定番の所作となっているけれども
文字テキストばかりか
音声も映像も
容易に創作・捏造できる時代になった今では
オールドメディアやネットを
ちょっと眺めてみた程度では
むしろ
情報のフリをした偽情報を掴まされることのほうが
圧倒的に多いので
積極的に情報を収集しょうとしないことのほうが
かえって
情報的防衛のためには
いいのではないか
とも
思えてくる
https://www.youtube.com/watch?
https://www.youtube.com/watch?
https://www.youtube.com/watch?
https://www.youtube.com/watch?
https://www.youtube.com/
https://www.youtube.com/
あまりに世界情勢を報道しなさすぎる日本のオールドメディアに
とうの昔に愛想を尽かしているので
世界の潮の流れを感得するためにXを大量に見るが
いくら大量に見たところで
それらは自分が取材して精査してまとめた情報ではないゆえに
信じられるかどうかと反省すれば
もちろん信じられる情報などひとつもない
ただただ時代の為せるわざとして
ただただ時代に動かされ流され続ける結果として
「我Xを見る、ゆえに我あり」
となっているだけのことで
これは逆のスタンスに立つ人たちの
「我Xを信じず見ない、ゆえに我あり」
と結局変わらない
日本でのオールドメディアでの報道がほぼ一切なされない
トランプ政権のめまぐるしいほどの日々の政策決定や
EUに対するトランプ政権の対決姿勢の劇化は
XやYouTubeやFacebookの一部によってのみ
知りうるものとなっているものの
それらを通して知り得た情報が本当に正しいのかどうかは
まったく保証されないし
中国の国内情勢を危機的と報じる厖大な情報と
他方中国の圧倒的な国力の優越を謳うたくさんの情報とを
連続して見続けてみると
これはもうどちらが正しいのか
どこまでどの程度正しく
怪しく
あるいは偏向されているのか
判定はまったく出来ず
ひたすら推測し続けるしかなくなって
せっかく厖大な情報を浴びたというのに
溺れる情報の海をさらに巨大にしてみただけのような結果になって
日本のテレビが
煙幕のようにまき散らす情報や映像を信じないことは
もちろん
情報戦においては基本中の基本であるけれども
まったく信じない覚悟さえあれば
テレビもラジオも悪名高き日本の偏向報道新聞の数々も
XもFacebookもInstagramもTikTokもYo
ひとしなみに手中にしておくのは
地球にスパイにやってきた異星人のわれわれとしては
基本中の基本の
フィールドワークの技法のひとつであろう
どこの国が優位に立とうが
どこの民族が滅びに向かおうが
また
地球が結局存続できていこうが
今の人類の文明のよき部分が維持されていこうが
消滅していこうが
宇宙全体から見ればどうでもいいことで
地球がひとつ消えても
無限の宇宙のなかでは他にも
生命体や意識体が発生するのにふさわしい星はあるはずなので
そう心配することもなく
さらに言えば
生命体も
なにかと煩わしいばかりの意識体も
きれいサッパリ存在しなくなることも
窮極的には
慶賀すべきことではないか
と思える
21世紀の現時点に至って
ひとつ
確かになったのは
情報
というものが
くるくる変わる猫の目色になってしまったということであり
カメレオンになってしまったということであり
いくら追っても
手に入れても
信じうる実態のないバブルになってしまった
ということだろう
わたしのような荘子主義者にとっては
まあ
どうでもいいことではある
荘子
といってわからない人には
ザ・ビートルズThe Beatlesの
「フール・オン・ザ・ヒル」 《The fool on the hill》でも
お勧めしておいたらいいだろうか?
それとて
もう古くなってしまっている
けれども
Day after day, alone on a hill
The man with the foolish grin is keeping perfectly still
But nobody wants to know him,
they can see that he’s just a fool
And he never gives an answer
来る日も来る日も、丘の上にひとりで
まぬけな笑みを浮かべた男は ぴくりとも動かない
だれも彼のことなど知りたがらないし
みんな彼をただの馬鹿だと思っていて
彼はなにも答えない
But the fool on the hill sees the sun going down
And the eyes in his head see the world spinning around
けれども
丘の上の愚か者は
沈む夕陽を見ている
知性の眼で
ぐるぐる回る世界を見ている
Well on the way, head in a cloud
The man of a thousand voices talking perfectly loud
But nobody ever hears him
or the sound he appears to make
And he never seems to notice
あれこれ空想しながら
1000もの声を持つその男は
とてつもない大声で話している
けれども
だれひとり
彼の声も
その音も聞いた者はいない
彼のほうも
まったく気にしていない様子
(……………………)
The Beatles 《The fool on the hill》
https://www.youtube.com/watch?