つかれたからだを横たえながら
眠らぬ青い宝石のはなしを思い出した
さらわれてすてきに
レンズコーティングされた双眼鏡などたずさえて
戻ってきた隣の子は無言に
ひと秋を過ごしてしまったとか
ああ ふかいつかれ
浮かんでくる色あざやかな風景
いつのまにか
空気もさびしくなった
ひたひたと
肌はどこまで透いていくだろう
[初出] NOUVEAU FRISSON (ヌーヴォー・フリッソン) numero 71 (1998年2月)
編集発行人 駿河昌樹
発行場所 東京都世田谷区代田1-1-5、ホース115ー205 〒155
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