今夜の月のように私の心も静かです…
金子みすゞが
夫に宛てた遺書のことば
静かな
死
だった…?
月の静かさ
心の静かさ
静かな
いい
死
だったかもしれない…
いいじゃない?
静かなら…
月の静かさ
心の静かさ
思い出す
永井陽子の歌も
冬瓜が次第に透明になりゆくを見てをれば次第にしにたくなりぬ
錠剤を見つむる日暮れ ひろごれる湖よこの世にあらぬみづうみ
透明な
死
だった…?
透いていく
冬瓜の
その透きに
寄り添うように
次第に…
みずうみの
ほうへ?
この世にあらぬ
みずうみの
ほうへ?
ひろごれる、湖よ
ひろごれる、湖よ
月のように
今夜、
わたしも静かです…
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