駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2012年9月28日金曜日
九月句 (七)
九月二十二日
秋彼岸来る日来る日の墓参り
九月二十三日
邯鄲の留まれば腕もそのまゝに
秋分の日や肝焼きの旨き店
秋郊や昔の恋とカフェオレと
見飽かざる滅びのすがた秋の苑
秋嶺を見つむるだけの救ひかな
秋霖の庭の戸あけて夜の電話
新走り目当ての会の立てつづけ
秋袷をんなは愁ひなきもよし
運動会終へて画像の数百枚
古酒や三軒茶屋の赤鬼に
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