駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2013年3月31日日曜日
はじめての詩を
はじめての詩を
五月
淹れたての
ウバ茶にひかりを繋げて
慣れ切った星
ときに
流星の余韻
青々と芒らの芽も
風の旅
旅の谷
うるおいが数ページ
捲られて
海はやわらかく
愛の小駅
ひとりでも
ふたりでも
待つ
次々の菊の矢車
わかい肉に
やわやわ刺さって
はねていく
にわか雨の撥ね
あの頃の夢
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