思念のなかに絡みとられ
支配されきった
ことばの場所である
たいていの散文
講演や演説のことばも
おなじで
おしゃべりには
言いよどみや
まちがいや
停滞がふいに入り
ひととき
ことばたちは
支配を逃れられる
ものの…
そんな
ことばたちの
隷属のさまを嫌い
詩のほうへと
彷徨するようになったけれど
このフィールドでも
意味や論理が
大きな顔を
すぐにし始めがち
もっと
もっと
ことばたちが
意味や論理を逸れる時空へ
と
思うものの
やっぱり
意味や論理を使いながら
こんなことを
記して
装ってみている
うその
詩
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