ことばでは〈思い〉どおりになど表わせるわけでなく
ことばにはことばの癖や傾きがあって
表わしはじめるやすぐにあらぬかたに曲がっていって
はじめの〈思い〉 とは似てもにつかぬところへ引きずられていってしまう
たのしみ
詩などと大仰に呼ばなくてもいいけれど
分かち書きして〈思い〉を追おうとしてみれば
ひとつひとつのことばに勝手気ままにはじかれ続ける
たのしみ
日ごろそれらを使ってなにごとか考え判断し決定しているつもりで も
こんなにわけのわからない動きをする連中なんだと
身をもって徹底的に知らされる
たのしみ
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