駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2014年1月26日日曜日
淡い色むら
出かける用事もない日
しっかり出不精し
着ぶくれて
ぬくぬくと炬燵で
とやりたくても
もう炬燵はなくて
しかたなしに
ストーブを焚いて
みかんぐらいは
いっぱい買ってきて
小卓に積み重ねて
小山をつくり
ひとつふたつ
食べてみて
読みかけの本を
何冊も持ってきて
うとうとし始める
まだ明るい頃あいの
居間のあたたかさ
半睡の淡い色むら
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