駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2014年2月25日火曜日
それこそ
どんな表象にも興味はない
もちろん言葉にも
だれにも見られていない
けれども大空の下で
四方を遮るもののまったくないところで
なんの変哲もないが特別の雲や
ようやく出会ったたった一枚の葉に視線をゆだねて
ながい時間留まっているのが
好き
そんな希少な時を重ねるだけのために
地球滞在している
それだけ
だが
それこそ
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