駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2014年3月13日木曜日
じかに川に口つけて
戦場はうす色の花のように開く
何世代もの老婆たちが
つぎつぎ若返っていくのが薬莢に照り返し見え
また立夏
じかに川に口つけて飲む水の
情報量の希薄さこそを
希う
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