あんな中で
どうして生き残れたのか
そうしてまた
あんな安全なところで
どうしてひとりだけ
逝ってしまったか
からだだけが
わたしのいのちと思うかぎり
いつまでもほんとうのからだは
把握できない
ここに
このようにいるふしぎ
あそこに
あのようにはいない
ふしぎ
空も地もからだで
肉体の息の根を止めようとするものさえ
からだだと知るまで
わたしたちの学びは続く
伸び続けたすえの
枝の先の先
開いた花のめしべの先の
つやつやした
ネバネバ
わたしはそれに過ぎず
遠い遠い
ふかい大きなからだから
ほそく伸びてきたに過ぎないと
知るまで
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