せっかく無言があるのに
ことばなんかを
水に
すこし離れた
よどみのあたりに
投げ込んで
飛ぶ
かわせみ
しぶき
ひとりでいても
いなくても
見てもおらず
見られてもいない
いもしない
(と後で思い返すような
時があって
だれだろう、わたし
なんだろう、わたし
―そんな
くだらない
問いなどしない
後になってするのだ
くだらない
内省など
架空の自我への
すり寄りなど
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