駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2014年8月31日日曜日
決定的なものを 最後のものを
ことばの先に
不思議でもない
新たなものでもない
慰安でもない
安楽でも
逸楽でもない
なにかを期待して
読み手も
書き手も
手繰り進んでいくのだろう
決定的なものを
最後のものを
もとめて
まるで
決定的な風景へと
なおも
旅に出るように
最後の人へと
なおも
出会おうとするように
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