駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2015年7月16日木曜日
まだ始まり直そうとする
始まったばかりの暑い朝
止まっては進み
止まっては進むゴミ収集車のすぐ脇を
都会の慌ただしい中
からだをすこし逸らしながら抜けて行ったとき
漁港の夏の
すこし汚れた広場の臭い
あゝしばらく行っていない
嗅いでいない
腐りかけの魚の臭いに
この暑い朝のように
ふたたび始まったもの
まだ始まり直そうとする
なにか
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