夢というものを人生に
投影したことがなかったので
夢破れる経験もなければ
希望を失ったことさえない
あたたかい南の海で
波に揺られたり
のんびり陽に当たっていたり
そんなことは
よく望んだけれども
夢と呼ぶには
ふさわしくないだろうし
どう生きたって
どんな装いをしたって
みんな骨になっていくのに
なにをあくせく
競いあったり
人目を気にしたり
一歳か二歳の頃から
ほんとうにそう思っていたのを
だれが信じてくれようか
首根っこつかまえて
くだくだと語り聞かせて
みたところで
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