駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2016年2月25日木曜日
またひとつ
またひとつ過去の絡まりが
絡まりぐあいが
見つかって
見つかっただけで
解れていった朝まだき
播いたこともない種子を
ずっと空いていた
古い鉢に播いてみようと思いつく
まだ寒いが
今年の春はもう
今から
稀な春になるだろうと
楽しみ
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