書き記したいことのない時がいい
書き記す必要のない時がいい
なにも書いていない紙を広げる
なにも打っていない新規ページを開ける
そうして準備も要求もなしに書こうとしてみる
記したいとも思っておらず必要もないなにかを
すると頭の骨の中がまったくの空洞のように感じられる
目や頬などの顔の表面の裏表になにもない感じがしている
そんな何もなさを感じ続けるのにだけは耐え続けている
わけのわからない宙にただ眼球だけになっている感覚で
そうして例えばここまでのこれら十一行のようなことを記す
そうして十二行に入って今 止めよう!そろそろ非字の界へ
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