2016年8月12日金曜日

ボールペンや鉛筆はなぜだかどんどん増えていき


買う時は
必要から切羽詰って
手ぢかな店で
慌てて買うことが多いのだけれど
ボールペンや鉛筆は
なぜだか
どんどんと増えていき
どういうわけか
使い切らず
ちゃんと書けるというのに
いつまでも手元に
残り続ける
他のより格段に
書き易いのを見つけたりすると
これはこれで
なんだか大事にしておきたくて
かえって
使わなかったりする

ペン立てでは収まらないから
専用のペン箱を準備して
まだ使えるのになぜか
使い切らないものを入れておくのだが
じゃらじゃら音をさせながら
次に使い切るべきものを選んでいると
ずいぶん昔のものもいっぱいあって
購入したり
貰ったり
どこかで拾ったり
そんなふうに手に入った頃のことが
一本一本にけっこう鮮明に
焼き付いていたりする

そうして
いつも
確認されてくるのは
記憶の一切が
まったく失われないということ

過去と今との差が
ほんとうに
ほとんどないということ



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