駿河昌樹 詩抄
気ままな詩選を自分の愉しみのために。制作年代も意図も問わず、まちまちに。
2016年8月7日日曜日
黄鶴楼にて故人の広陵に行くを送る
李白さんへ
日本語の意味での
故人が
西方浄土へと
黄鶴楼を辞して
煙花三月
揚州に下っていくのを
想い見ていた頃が
あった
故人も孤帆
われも孤帆
たがいに遠影として
遠望しあい
やがて
見えなくなり
最後に見えていたのは
長江の
天際に流れ続けるさまばかり
0 件のコメント:
コメントを投稿
‹
›
ホーム
ウェブ バージョンを表示
0 件のコメント:
コメントを投稿